「城の日」4月6日、引田城復元イラストを公開|故・香川元太郎氏のラフスケッチと八木暁史氏のデジタル復元が同時公開

カテゴリ: 地方DX / 観光 / リアル連動

復元された引田城のイラストと縄張り図を背景に、「4月6日(城の日)に引田城復元イラストを公開します」と書かれた告知画像。

令和2年に国史跡に指定された引田城跡について、公益財団法人日本城郭協会が制定した「城の日」(4月6日)にちなみ、令和8年(2026年)4月6日から東かがわ市歴史民俗資料館にて復元イラストが公開されます。歴史考証イラストの第一人者・故 香川元太郎氏のラフスケッチと、ウェブ解析士協会 八木暁史氏によるデジタル復元イラストの、二作品同時公開です。

背景

  • 会場:東かがわ市歴史民俗資料館 ピックアップコーナー(東かがわ市引田1000番地4)
  • 期間:令和8年4月6日(月)〜令和9年3月31日(水)
  • 開館:9時00分〜17時00分(入館は16時30分まで)
  • 休館日:毎週火曜日、年末年始 ほか
  • 入館料:無料

背景

令和2年に国史跡に指定された引田城跡。東かがわ市は、城郭の全体像を多くの方に知ってもらうため、歴史考証イラストの第一人者である香川元太郎氏に、これまでの研究成果を踏まえたお城イラストの制作を依頼していました。しかしラフスケッチまで到達したところで、令和6年12月に香川元太郎氏が急逝され、作品は未完成となりました。

施策

その後、東かがわ市は、過去に商工振興および観光振興の推進等を盛り込んだ連携協定を締結していた一般社団法人ウェブ解析士協会に相談。同協会のウェブ解析士マスター 八木暁史氏が、「引田城想像図」(大正時代)や現地に残された遺構等をもとに、デジタル復元イラストを完成させました。歴史考証と最新のデジタル技術を融合させ、故人の意志を継ぐ形で結実したプロジェクトです。

成果

令和8年4月6日「城の日」より、東かがわ市歴史民俗資料館ピックアップコーナーにて、香川元太郎氏のラフスケッチと、八木暁史氏によるデジタル復元イラストが同時公開されます。展示期間は令和9年3月31日まで。あわせて引田城跡から出土した陶器や瓦も展示され、地域の歴史文化を多角的に伝える機会となります。

今後の展望

本プロジェクトは、地方DXが観光や事業者支援にとどまらず、文化財の保存・継承・発信という領域にまで広がる可能性を示しています。デジタル技術で歴史を「見える化」する取り組みは、次世代への文化継承の新たなモデルとして、他の史跡・文化財活用にも展開が期待されます。

制作者・八木暁史さんより

引田城跡は、東かがわ市初の国指定史跡であり、続日本100名城にも選ばれている、歴史的価値の高い文化資産です。一方で現地に残るのは主に石垣であり、魅力や当時の姿が十分に伝わりにくい課題がありました。大正時代に描かれた「引田城想像図」は、城下町として栄えた引田の人々が、すでに廃城となっていた引田城の姿を思い描き、後世に残そうとした試みだったのではないかと感じています。現代のデジタル技術を用いることで受け継ぎ、次の時代へつなげられるのではないかと考え、今回の制作に取り組みました。本イラストが引田城の歴史や魅力に触れるきっかけとなり、地域の文化資産をより身近に感じていただく一助となれば幸いです。

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